2016年1月 「花は咲く」

≪2015・7月 東日本大震災を忘れない≫

このページを更新するのが2年ぶりになりました。被災地の今をお伝えしたいと考えつつ、時間だけが過ぎてしまいます。今朝の放送を見て、支援して下さる自治体の報告をお知らせします。

NHK日曜10:05放送「明日へ」より

証言 水を届けろ!神戸市水道局の岩手被災地支援を見て。


阪神淡路大震災の教訓から、給水車の支援をすぐに始めました。


≪2013・8月 生き返る松川浦の自然と暮らし応援ツアー≫

ナイトフィッシュキャッチよりイシガ二が良く釣れた
ナイトフィッシュキャッチよりイシガ二が良く釣れた

環境省復興エコツアーリズム推進モデル事業 モニターツアーに参加しました。

「生き返る松川浦の自然と暮らしの応援ツアー」8月7日、8日の二日間の日程で開催されました。

内容は津波映像視聴からはじまり、被災地視察、津波に遭われた方の体験を聞く、松川浦の今とむかしを水上から案内、地元の方たちとの交流会、松川浦干潟観察会と盛り沢山の充実ツアーでした。

 

詳しくは環境省HPへ

http://www.env.go.jp/nature/ecotourism/try-ecotourism/env/chiiki_shien/

 

 

イシガに抱卵 テッポウエビの爪音大に(*_*)
イシガに抱卵 テッポウエビの爪音大に(*_*)

 

「百聞は一見に如かず」3・11私たちは忘れてはいけない!!

 

1)地震から約一時間後に相馬市を襲った。大津波は堤防を乗り越え、大洲海岸から約3.7kmの距離にある国道6号バイパスまで到達した。市内の農地約40%が冠水、原釜・尾浜地区、磯部地区などの集落が波にのみ込まれた。地盤地下により地区毎移転。住宅地だった今は草原になっていた。2)農地は塩害を受けたが、塩分除去作業が進み耕作ができるようになってきている。農地に埋まっている瓦礫撤去のポランティア作業も続いている 3)海水浴場2/3消失 津波の爪痕はいたるところに残っている、折れ曲がった外灯・建屋だけの公衆トイレ等々 4)福島第一原発事故により漁業の操業は今だままならず試験操業中!水揚げは危機的状態 風評被害で観光は激減 5)松川浦の広大な干潟は宝です、生き物のいのちを繋げるところです。そして人へ恵みを与えるところです。 地元松川浦の人達の温かいもてなしはツアー内容全てにあり、震災後の街町の復興に努力、忍耐、希望の文字が過り、復旧復興は進んでいると簡単には言えないと思いました。が、そこで暮らす皆様のお姿から安堵し帰路につきました。

「百聞は一見に如かず」東北の今を訪れましょう。

 

津波の凄さを車中にて聞く
津波の凄さを車中にて聞く

 

震災前の松川浦大橋から磯部方面に向う大洲海岸堤防道

7日水上観察船より
7日水上観察船より

 

津波は堤防を乗り越え決壊、道路は破壊寸断してしまった。往来不能。写真、真ん中の黄色の棒状の物体はセンターラインの残骸。現在復旧作業中。

≪ 3・11を忘れない ≫

東邦大学教授・大越健嗣氏撮影
東邦大学教授・大越健嗣氏撮影

写真は3・11の大津波によってストレスを受けたアサリ貝です。

大越健嗣先生の報告を紹介します。

 貝殻は貝の履歴書と言われる。生きてきた過程で起こった出来事が貝殻の模様や凹凸、成分の違いとして貝殻に刻み付けられる。地震から一か月経った4月上旬、アサリ養殖や潮干狩りで有名な福島県相馬市の松川浦に出かけた。以前アサリがいたところを掘っても見当たらず、潮の引いた干潟表面には、通常は砂の中に深く潜って生息しているサビシラトリガイやオオノガイが生きたまま転がっていた。津波で海底がえぐられ、表面近くに生息していたアサリはどこかに流されてしまったようだ。その後の探索で、松川浦に注ぐ宇多川の河口から数百m上流で多くのアサリが見つかった。貝殻の模様は遺伝的要因と環境的要因で決まる。津波で砂ごと巻き上げられ落とされた後、ストレスで一時的に成長が止まったであろう。模様の変わり目に「成長障害輪」と言われる溝ができたいた。生き残ったアサリの成長、産卵を期待している。成長した部分を私たちは「希望のリング」と呼んでいる。

 

 

≪写真展 リメンバー大槌町≫三重県立図書館

津波が押し寄せている!!
三重県立図書館 2F文学コーナー 

 

写真展「リメンバー大槌」

大槌町民が撮った「あの時」の写真が語る。

H25年6月1日ー6月26日(休毎週月)

三重県立図書館 文学コーナー2F

写真展は巡回で県内図書館で開催されます。

問合せ 059-233-1181(三重県立図書館)

 

 

 

 

 

 

  オープニングイベント

   対談「逆境から発想する町」

   碇川豊氏(大槌町長)

   林晴男氏(京都大学防災研究所教授)

   お二人の対談を聞きに行ってきました。

 

近い将来、南海トラフ地震の発生が確実視されている!いかに自分の命を守るか!真剣に自分に問いかける時間でした。家族と今一度話し合っておく必要ありです。

 

≪大槌町長≫

1、町職員40人(内1人が町長)が犠牲になり、すべてのデーターが流され消失、町の機能が止まってしまった。全国から行政マンの応援をいただき、感謝。

2、震災から2年が経過、復興は進んでいる、身の丈に合った普通の町づくりを進めている、が、法の壁にぶち当たると、法律は誰のためにあるのかと・・・そして、人口の流失が気がかり。復興プロジェクトにより若い人の参入が嬉しい。

3、津波をたとえると、こんにゃくのお化けが迫ってきたよう!海岸や川縁近くで地震に遭遇したら、何はともあれ、高い場所へ逃げる!!情報に惑わされずに行動する。油断大敵!!

≪林教授≫

1、「自助・共助・公助」、「自助」自分の命は自分で守る。南海トラフ地震は報道等で被害の拡大が言われているところからも、「公助」が届くには時間がかかる。(広域になるため、当てにしない)

2、今の住居から命を守るにはどう行動したらよいかを知っておく。

3、大きな地震の警鐘は10年ぐらいの時系列で考えると、阪神淡路、亀山、淡路と大きな地震が発生している、地震のサイレンが鳴っているといえる。

4、地震の揺れが1分続いたらマグニチュード8クラス。津波は30㎝で足をすくわれ、1mで家屋半壊、2メートル以上は全壊!!

 

お二人、口を揃えて、「自然のほうが人間より規則的」